ピョートル・ケンピンスキ教授 Prof. Piotr Kępiński

フェリクス・ノヴォヴィエイスキ音楽大学(ビドゴシュチュ) 准教授
1993年~1998年グダンスクのスタニスワフ・モニューシュコ音楽大学にて、カタジーナ・ポポヴァ=ズィドロン教授に師事。その後、大学院課程でヴォイチェフ・シフィタワ教授に、またポーランドのクリニツァで開催されたマスタークラスにてケヴィン・ケナーに師事し、研鑽を積む。イタリア・モンツァで開催された第15回国際ピアノコンクールでは、セミファイナリストとして特別賞を受賞した。また、ポズナンで開催された第12回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールでは出場者の伴奏者として高い評価を得、第13回の同コンクールでは公式伴奏者に任命された。2003年にポズナンで開催されたヤン・ラコフスキ・ヴィオラコンクールでは、出場者の演奏の芸術的質を高める上で多大な貢献をしたとして、表彰された。
ポーランド国内外でソリストや室内楽アンサンブルの一員として精力的に演奏活動を行っており、ヤドヴィガ・カリシェフスカ(vn)、コンスタンティ・アンジェイ・クルカ(vn)、ヤン・パルゼル(vla)、ヴォイチェフ・ドラボヴィチ(br)、アントニ・コファリック、ミハウ・グラバルチク(vn)、レフ・バラバン(vla)、バルトシュ・ブリワ(vn)、マルチン・バラノフスキ(vn)、ヴァディム・ブロドスキー(vn)といった傑出したアーティストたちと共演している。バロックから現代音楽に至るまで幅広いレパートリーを持ち、国際コンクールや音楽講習会では、伴奏者としても頻繁に招かれている。
2005年4月に博士号を取得し、現在はビドゴシュチュにあるフェリクス・ノヴォヴィエイスキ音楽大学で准教授としてピアノと室内楽のクラスを担当するほか、ヴァディム・ブロツキーのヴァイオリンクラスでも講師も務めている。また、ビドゴシュチュにある国立アルトゥール・ルービンシュタイン音楽小中学校でも後進の指導にあたる。
シュチェパン・コンチャル教授 Prof. Szczepan Kończal

シマノフスキ音楽院准教授
1985年、カトヴィツェ出身。カトヴィツェ音楽院(シマノフスキ音楽院)にてヨゼフ・ストンペル教授に師事、最優秀の成績で卒業。また、クリスチャン・ツィメルマン、ピーター・ドノホー、ダン・タイ・ソン、アンナ・マリコヴァ、ジョン・ペリー、アンジェイ・ヤシンスキ、リー・カムシン、ヴィクトル・メルジャーノフ各氏他のマスタークラスを受講。母校にてヴォイチェフ・シュヴィタワ教授のアシスタントを務める。2019年に博士号を取得し、現在カトヴィツェ音楽院准教授。
第15回ショパン国際ピアノコンクール(2005年)のセミファイナリスト。国際コンクールでの受賞歴も数多く、ヴィアナ・ダ・モッタ5位(2007年、リスボン)、UNISA6位(2008年、南アフリカ)、トビリシ3位(2009年、ジョージア)、Spazio Teatro優勝(2010年、ミラノ)、グリーグ2位(2008年、ノルウェー)、カンピージョス3位(2009年、スペイン)、ルチアーノ・ルチアーニ優勝(2011年、ラウリニャノ)、モーツァルト優勝(2012年、伊・フラスカーティ、イタリア)、エラ・フィリップ優勝(2011年、ルーマニア・ティミショアラ)、ケリケリ2位(2012年、ニュージーランド)、ヴェローナ2位(2012年、伊)、リッソーネ優勝(2013年、伊)、カラーリオ優勝(2014年、伊)、カール・フィルチ2位(2016年、ルーマニア・シビウ)、タリン国際ピアノコンクールファイナリスト(2006年、エストニア)ファイナリストなど。また、ポーランド国内ショパンコンクールにて3度受賞。また、幼少期よりユースコンクールでも活躍し、7つの国内外のコンクールにて優勝、また高崎芸術音楽コンクール2位受賞(2001年)。
これまでに、ノアン・ドゥシニキ・ワルシャワの各ショパン音楽祭、ワルシャワ、スウプスク、ウッチなどポーランド国内のフェスティバルや、クレサーレ、オエイラス、ロカルノ、ミラノ、イスタンブール、トビリシ他にて数多くの演奏会に出演。
また、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ポーランド国立放送交響楽団、シレジア・フィル、トルン、ベートーヴェン・アカデミー管、エストニア国立交響楽団、プレシデンシャルシンフォニーオーケストラ(トルコ)、グルベンキアン管弦楽団など国内外にて数多くのオーケストラと共演し、アントニ・ヴィト、タデウシュ・ストゥルガラ、マレク・ピヤロフスキ、イェジ・スヴォボダ、ミハウ・ クラウザ、ミハウ・ドヴォジンスキ、アンドレス・ムストネン、アルヤン・ティエン、ペーテル・チャバといった指揮者とも演奏している。
ポーランド文化庁から6度に渡り奨学金を受け、他にもポーランド首相、ポーランド子供基金、“Młoda Polska (ヤング・ポーランド)”他から奨学金を授与される。
マテウシュ・ボロヴィアク教授 Prof. Mateusz Borowiak

シマノフスキ音楽院助教授
「マテウシュ・ボロヴィアクの米国デビューの舞台となったマーキン・コンサート・ホールでの、全3回にわたる壮大なリサイタル・シリーズの第1回では、深遠な音楽性と作品への深い洞察が見事に披露された。アメリカ人作曲家ルイス・ペロシのピアノソナタ全曲(各回2曲ずつ)に加え、ショパンの全24のエチュード、ドビュッシーの全12のエチュード、そしてラフマニノフの『絵画的練習曲』作品39という主要なエチュード集を組み合わせたこのシリーズの予告を初めて目にしたとき、私は「この人物は無謀な冒険家か、あるいは偉大なピアニストのどちらかだ」と感じた。この初回のリサイタルを終えて、私は後者の見方に傾いている。」Merkin Hall, New York Concert Review Inc.
ロンドンで音楽一家に生まれたマテウシュ・ボロヴィアクは、ジュニア・ギルドホールでピアノと作曲を学び、ケンブリッジ大学で音楽学を専攻した。20代前半に初めて、カトヴィツェのシマノフスキ音楽院にてアンジェイ・ヤシンスキ教授のもとでピアノを本格的に学び始めた。これまでに、バービカン・ホール、パレ・デ・ボザール(ブリュッセル)、サル・コルトー(パリ)、ガシュタイグ(ミュンヘン)、ウィグモア・ホール、フィルハーモニー・ホール(サンクトペテルブルク)、ラウディトリ(バルセロナ)、国立音楽堂(マドリード)、リスト・ホール(ブダペスト)、パウル・クレー・センター(ベルン)、世宗芸術センター(ソウル)、マーキン・ホール(ニューヨーク)、国家大劇院(北京)、上海交響楽団ホールなどの主要な会場にソリストとして、またサンクトペテルブルク国際ウィンター・フェスティバル・アーツ・スクエア、ケンブリッジ800周年記念フェスティバル、クラシック・リーフト・メーステルライク、ルービンシュタイン・ピアノ・フェスティバル、ドゥシュニキ国際ショパン・フェスティバル、スウプスクのポーランド・ピアニスト・フェスティバル、クラクフ王立ピアノ・フェスティバルをはじめ、オーストリア、チェコ、ラトビア、スロバキア、トルコ、ウクライナなど各国の音楽祭にも出演している。
コンクール受賞歴も豊富で、エリザベート王妃国際ピアノコンクール(ブリュッセル)第3位、マリア・カナルス国際ピアノコンクール(バルセロナ)第1位をはじめ、ガウォン国際音楽協会(ソウル)、リーナ・サラ・ガッロ国際ピアノコンクール(モンツァ)、ヤマハ・ミュージック・ファウンデーション・オブ・ヨーロッパ、ロイヤル・オーバーシーズ・リーグ(ロンドン)、そしてハリエット・コーエン記念賞(ロンドン)など多数。
これまでに共演したオーケストラやアンサンブルには、ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ、カスコ・フィル、ベルギー国立管弦楽団、アントワープ交響楽団、ビルバオ交響楽団、ポーランド国立放送交響楽団、マドリード交響楽団、シレジア弦楽四重奏団など、また共演した指揮者は、マリン・オールソップ、アンドレイ・ボレイコ、エド・デ・ワールト、ハンス・グラフ、アラン・ブリバエフ、ミヒャエル・クラウザ、ベンジャミン・ヘムホーツ、ジョセフ・スウェンセン、タデウシュ・ストゥルガワ、アレクサンダー・リープライヒ、ギュンター・ノイホルト、マッシミリアーノ・カルディ、エイヴィンド・アードランドなどがいる。
コンサートは、BBCラジオ3、TV5、RAI、RTBF、France Musiqueなどの放送局を通じて、ヨーロッパ、オセアニア、北米全域でテレビおよびラジオにより放送されている。また演奏は、世界的な反響を呼んだ2025年のスカイ・アーツの画期的なドキュメンタリー『アウシュヴィッツの失われた音楽』でも取り上げられた。CDリリースには、ルイ・ペロシ『13の前奏曲とフーガ』(KASP Records、ニューヨーク)、『マテウシュ・ボロヴィアク 2013年エリザベート王妃国際ピアノコンクール・ライブ』(BNP PARIBAS)、そして批評家から絶賛されたアントニオ・ソレール『15の鍵盤ソナタ』(NAXOS)などがある。
上海音楽学院、蘇州大学、南寧芸術学院、ケンブリッジ大学ガートン・カレッジ、ジュニア・ギルドホール、ベルギーのピアノ・ラボ、ポーランドのウッチ、ポズナン、カトヴィツェの各音楽アカデミーにおいて、マスタークラスや講演を行っている。また、カトヴィツェのカロル・シマノフスキ音楽院で教鞭を執っている。